「月ヶ瀬」で、おやすみ前の腹ごしらえ!
実は、のんきーたちは近くのお店で飲食した帰りだったのですが、「月ヶ瀬」さんの灯りをみて、フラフラと誘き寄せられたのでした。
酔っぱらい頭で、
「おやすみ前に腹ごしらえをしょう(ノ´∀`*)」
ということになったのです。
…我ながら、アホだと思います(^。^;)
カウンター席に落ち着きました。
ずっと変わらないお店の雰囲気がうれしいです。
長年使われて磨かれた鉄板たちの「照り」が素晴らしいです。
のんきーたちがお邪魔した時には、数人のグループの皆さんがテーブル席でにぎやかにお食事を楽しんでおられました(* ̄ー ̄)
メニューであります。
お好み焼
焼そば(具が豚肉ともやし)
上焼きそば(具が豚肉ともやしとキャベツ)
チャンポン焼き(タマゴを絡めながら食べる野菜炒め)
ステーキ
ビール
酒
とシンプルであります。
「舌代(ぜつだい)」というのは、「口上の代わりの簡単なあいさつ文。飲食店などで値段表のはじめに書く語。」らしいっす。
また、焼そばの「そば」が、「楚(そ)」と「者゛(ば)」に由来する変体仮名で書かれていますね。
これも、お蕎麦屋さんの暖簾や看板で時折見かける字、なんですって。
燗酒をいただきました。
「銚釐(ちろり)」がまた雰囲気があってうれしいですね。
「焼そば」と「月ヶ瀬焼」をいただきました。
のんきーは、目の前の鉄板で調理されるのを見るのが大好きなのです。
鮮やかな手さばきを見て、ジュージューと焼ける音を聞いて、特製のソースが焦げる匂いを嗅ぐと、食欲が湧き上がってきます。
あっという間に「焼きそば」出来上がりました。
特製ソースが程よく焦げて、コクと風味がたまらんですわ。
うまいっす(ノ´∀`*)
続きまして、お好み焼きです。
たっぷりソースが載って、出来上がりました。
このビジュアルです。
お腹が鳴った人は、今すぐ「月ヶ瀬」さんへ!
内部はほろほろなのもいいっすね。
さらにマヨネーズも垂らしたりして(*^¬^*)
超おいしかったです。
店内には素敵な版画が掛けられています。
これは、天女ですね。
長谷川富三郎さん(号は「無弟」)の板画(版画)です。
Wikipediaさんによると、長谷川富三郎さんは、棟方志功さんとともに民芸運動を支えた板画家(版画家)さんです。
お生まれは姫路市なのですが、鳥取県師範学校を卒業し、倉吉市の明倫小学校に勤務する傍、油絵を描いたり、民芸運動に参加され、柳宗悦・河井寛次郎らに師事するようになり、棟方志功とも親交があったようです。
戦後、棟方志功のすすめで板画を始め、全国的に活動しながらも終生倉吉を本拠にし、鳥取県の芸術の振興に寄与されました。
没年は2004年。
新日本海新聞社刊の「長谷川富三郎遺作集 無弟」に同じ作品が載っていました。
昭和30年代に打吹山の伝説をもとに制作された連作のうちの1点みたいですね。
天女のフォルムが素晴らしいです。
この昭和54年制作の「打吹童子」は、打吹公園のレリーフにもなっているので有名ですよね。
他の場所でも見たことあるような気がします。
この板画(版画)「国宝投入堂」(昭和36年頃制作)もどっかで見てるんだよなー。
素晴らしい作品ですよね。
こちらも素敵ですよ。
「しだれ桜(極楽寺)」(制作は昭和38年以前)です。
「投入堂」も「しだれ桜」も昭和30年代当時から変わってないんですね。
(当たり前ですけどね)
昔は、長谷川富三郎さんの板画(版画)って、重くて強くて、苦手だったんですけど、おっさんになってから観ると、良さしかないですね(* ̄ー ̄)
Wikipediaにはこんな記述もありました。
1990年代前半に長谷川作品を美術館で常設展示しようという動きが地元倉吉市民の間であった。5年間かけて約450点を収集したが、地元の倉吉博物館ではスペースが足りず、隣の三朝町の「みささ美術館」に寄付された。当初は常設展示コーナーが設けられていたが、2013年7月に三朝町が同美術館の運営を民間委託し、名称も三朝バイオリン美術館に変更されたため、コレクションは公開されなくなり、2017年11月現在収蔵庫に眠っている。
え?そうなの?
少し調べてみると、その後コレクションは三朝町役場に移されたということがわかりました。
三朝町役場にコレクションについて照会してみたところ、
「現時点では直ちにはコレクションの存在の確認が取れない」
ということでした。
とっても残念な話ですね。
もし、コレクションの存在が確認されたら、ちょうど鳥取県立美術館が倉吉に出来ようとしているところなので、三朝町から鳥取県に貸し出したりして、是非鳥取県立美術館に「長谷川富三郎常設展示室」を作ってもらって展示したらよいと思います。
あるいは、ジャンルが違いますが、長谷川富三郎さんが教鞭を執っておられた旧明倫小学校で現在の「円形劇場 くらよしフィギュアミュージアム」さんの一室を常設展示場にしていただくというのはどうでしょうか?
ジャンル違いではありますが、モノ作りのスピリットは共通していると思いますし、なにより作品が故郷に還るってなんか素敵で話題性もありますし、作品自体のパワーと「民芸運動を牽引した版画家長谷川富三郎」のネームバリューでシニア層も惹き付けるのではないかと思うのですが…
こちらの「妙好人因幡の源左 語録板画(集)」(昭和42年)も有名ですよね。
ようこそ ようこそ。
最近の新聞にも衝撃作が載っていましたよ(*´ω`*)
東伯郡琴浦町赤碕の「家森薬局」さんの広告の一部です。
大黒さまと白兎の表情がたまりません(ノ´∀`*)
白兎は全然反省なんかしてないっすよね。
「月ヶ瀬」さんに飾られていたもう1点の版画です。
やはり、長谷川富三郎さんの「天女」でしょうか?
空一面を覆い尽くすたくさんの天女たち。
題名はさしづめ、「天女、襲来」って感じでしょうか?
(「使徒、襲来」的な感じで…)
すっかり別の話になってしまいましたが、
「月ヶ瀬」さん、とてもおいしかったです。
(胃にやさしいのもうれしいところです)
今度は、一軒目として伺ってみたいです。
ごちそうさまでしたm(_ _)m
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